石垣島は、沖縄本島の南西約410kmに位置し、沖縄本島、西表島に次いで県内で3番目に大きな島です。青い珊瑚礁の海や亜熱帯の森など自然豊かな島で、市街地は飲食店や商店街で賑わいを見せています。
青く澄んだ海と白い砂浜が広がる川平湾や、絶景を楽しめる展望台、天然記念物に指定されているヤエヤマヤシなどの自然林など、マリンスポーツも散策も楽しめる魅力がたくさんあります。
今回は、石垣島を旅行する際に知っておきたい情報や、主な観光スポット、人気のお土産をご紹介します。
石垣島観光のポイント
石垣島の玄関口である新石垣空港へは、東京・名古屋・大阪・福岡の一部空港から1日1~4便の直行便があります。直行便がない空港からは、那覇空港まで飛び、乗り継ぎが必要です。
直行便は、東京から約3時間、大阪から約2時間45分です。新石垣空港から石垣市街地まではバスが運行されており、所要時間は約30~47分です。
観光スポットは島内に点在し、公共交通機関は路線バスのみなので、移動にはレンタカーやレンタサイクルが便利です。
車やバイクを運転せずに観光する場合は、東運輸株式会社が運行する定期観光バス(石垣島ラウンドツアー)を利用すると、人気の主要観光スポットを楽に回ることができるのでおすすめです。
石垣島の観光スポット
石垣島には、自然の風景を楽しめるスポットがたくさんあります。定番の観光スポットや見どころをまとめます。
川平湾(川平公園)
川平湾は八重山を代表する景勝地で、時間帯によって光や潮の満ち引きで変化する美しい川平ブルーで知られています。川平湾は、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで最高評価の三つ星を獲得しています。
一見すると穏やかな川平湾ですが、実は驚くほど潮の流れが速いため、遊泳は禁止されています。白い砂浜をのんびりと散歩するのも楽しい。
川平湾の観光の定番といえば、船に乗り込んで海の底を楽しむ「グラスボード」です。船底の透明なガラスを通して、約260種類のサンゴや色とりどりの熱帯魚を解説付きで見ることができます。服を着たままでも気軽に海底の風景を楽しめると好評です。
川平マリンサービスショップ(川平湾グラスボード)
沖縄県石垣市川平911番地
ターミナルから約18.5km
出発時間…9:00〜17:00
乗船料…大人1,200円
米原・八重山パームコロニー
ヤエヤマヤシは、八重山諸島の固有種のヤシで、特別天然記念物に指定されています。世界でも石垣島と西表島の一部にのみ分布しています。中でも、米原の集落は最大の自生ヤシです。
群落内には遊歩道が整備されているので、亜熱帯の雰囲気を味わいながらのんびり散策するのもおすすめです。高さ15~20mにもなる巨木は迫力満点です。
沖縄県石垣市米原
ターミナルから約18km
石垣島天体観測所
石垣島には、夜に本格的な星空観測を体験できる天文台や星空観察スポットがいくつかあります。石垣島天文台は、市街地から車で20分ほどの前勢岳の山頂にあるため、人工光による光害が少なく、星をきれいに見ることができる。
九州・沖縄地区最大の口径105cmの光学・赤外線反射望遠鏡「むりかぶし望遠鏡」を備え、土日祝日には星空観望会(要予約)を開催しています。
日本で南十字星が観測できるスポットといえば、最南端の波照間島が有名だが、石垣島でも時期によっては観測できる。ベストシーズンは、月明かりの少ない晴れた日の5月~6月上旬です。
都会では決して見ることのできない満天の星空の下で、非日常を味わいに行こう。
沖縄県石垣市新川1024-1
離島ターミナルから約7km
施設見学(大人100円)…10:00~15:30 ※毎時00分開館
星空学習室(大人400円)…15:30~16:15
天体観測(大人500円)…土・日・祝20:00~20:45
石垣島のおみやげ
石垣島でお土産を一度に探すなら、日本最南端のアーケード「ユーグレナモール」が便利です。飲食店や土産物店など、100店舗以上が軒を連ねています。
中心部にある石垣市公設市場最大級の地場産品直売所「石垣市地場産品販売センター」では、石垣島のお土産がほぼ揃う。ここでは、商店街や空港で人気のお土産をご紹介します。
生ちんすこう、ぬれちんすこう(銘品彩花)
変わり種土産として人気の「生ちんすこう」「ぬれちんすこう」(1個367円~)は、石垣島のレストラン「耳食彩花」のオーナーシェフ原田氏が2年がかりで作り上げた。テレビの旅番組や雑誌の特集でたびたび取り上げられ、話題の名物となっています。 ぬれちんすこう」の材料は、通常の「ちんすこう」とほぼ同じですが、独自の組み合わせと低温調理により、独特のしっとりした新食感が楽しめます。 ぬれちんすこう」には、波照間産の黒糖が付属しています。生のちんすこうにかけることで、よりしっとりとした食感を楽しむことができます。
黒糖チョコレート(ロイズ石垣島)
北海道の有名なお土産店「ロイズ」の姉妹店「ロイズ石垣島」の沖縄産黒糖を使ったチョコレート(702円)です。黒糖に含まれるミネラル分が、塩味に深みとコクを与えています。
黒糖は産地や収穫される年によって味や色が異なるので、購入する時期による変化も楽しめるチョコレートです。
定番の「ポテトチップスチョコ」(778円)も人気のお菓子です。石垣の塩の塩気とチョコレートの甘みが優しく溶け合い、コーヒーにも紅茶にも合う、たまらない味わいです。
石垣島観光のまとめ
石垣島は自然豊かな秘境の島で、沖縄本島とは異なる独自の文化を持っています。昼間は青い海と白い砂浜、夕暮れ時にはオレンジ色の夕日、夜には流れ星がきらめく満天の星空を楽しむことができます。
石垣港離島ターミナルは八重山諸島の玄関口であり、石垣港離島ターミナルからは竹富島、黒島、西表島、波照間島など、さらに遠くの離島を訪れて楽しむことができる。
石垣島のグルメは、八重山そばや石垣牛のほか、おにぎりと揚げ物を組み合わせた「鬼笹」や、乳酸菌飲料「クール」など、おいしいソウルフードもあるので、ぜひ味わってみてくださいね。
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