青森県は本州の最北端に位置し、青森市、八戸市、弘前市の3市に県人口の半分以上が住んでいます。
青森といえば、りんごの産地、ねぶた祭りや桜祭りなどの祭りにまつわること、そして恐山を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
この記事では、初めて青森を旅したい方のために、主要都市である青森市と八戸市の代表的な観光スポットを紹介します。
青森・八戸の旅を満喫するためのポイント
新幹線の停車駅である新青森駅と八戸駅が旅の拠点になります。より遠い西日本や九州地方から訪れる場合は、青森空港まで飛行機を利用しましょう。
往復なら、青い森鉄道が便利です。青森市から八戸市まではそれなりに距離があるため、通常片道2,320円です。
あおもり一日乗車券」を利用すれば、土日祝日(8月1日~7日を除く)および特定期間中、青森~八戸~明時区間を大人2,100円で乗車することができる。
土・日・祝日や除外日以外の特定期間にお出かけの際は、ぜひお得な観光サービスをご活用ください。
青森市の観光スポット
毎年8月2日から7日まで青森市で開催される「青森ねぶた祭」は、東北屈指の祭りとして有名ですが、一年中祭りを体験できる施設もあります。ここでは、青森市で訪れたい観光スポットをご紹介します。
ねぶたの家 ワ・ラッセ
年間を通してねぶた祭の歴史と魅力を体感できる施設です。三味線や笛、ねぶた囃子が流れる館内で、ねぶた祭りの雰囲気を感じてください。
2階吹き抜けの広大な空間「ねぶたミュージアムねぶたホール」には、その年の祭りの大型ねぶた4台が常設展示されています。
青森県青森市安方1-1-1
JR青森駅より徒歩約1分。
営業時間…季節や館内施設により異なります。
入館料…大人620円
特別史跡: 三内丸山遺跡(さんないまるやまいせき)
三内丸山遺跡は、縄文時代前期から中期にかけての日本最大級の縄文集落遺跡です。発掘された遺物などを展示し、縄文人の生活を垣間見ることができます。
体験工房では、形代やミニチュア土偶など様々な工芸品の製作を体験でき、レストランでは縄文料理を楽しむことができます。
青森県青森市三内丸山305番地
バス停「三内丸山遺跡前」で下車してください。
運行時間 9:00-17:00
料金…大人410円
あさむし水族館
本州最北端の水族館です。青森県に生息する生き物をはじめ、約300種1万点の水生生物を展示する水族館です。
陸奥湾の海を再現した全長15mの「トンネル水槽」や、ペンギンやアザラシなどを間近に見ることができる「海獣館」などがある。
津軽三味線やねぶた囃子をイメージした音楽に合わせた青森ならではのイルカパフォーマンスは、大人気のイベントです。
青い森鉄道の「あおもり一日乗車券」には、浅虫水族館の入場券(大人2,950円)が含まれているので、そちらを利用するとお得です。
青森県青森市浅虫馬場山1丁目25番地
青い森鉄道「浅虫温泉駅」より徒歩10分程度
開館時間…9:00〜17:00
入場料…大人1,030円
青森県魚菜センター(古川市場)
市場で白飯の丼を購入した後、複数の店舗を回って好きな具を選び、好きなトッピングをしてもらうことで、有名になったオリジナルの海鮮丼「青森のっけ丼」を作ることができます。
便利なチケット制なので、まずは案内所で食券を購入する必要があり、10枚綴り1,500円、5枚綴り750円が用意されています。店頭には「この食材は1枚、この食材は3枚…」と書かれた食券が置いてあり、目の前で貼ってくれます。
魚介類だけでなく、肉類や味噌汁、お惣菜も豊富に揃っているので、迷うことはありません。市場で地元の方と交流できるのも、この旅の醍醐味ですね。
青森県青森市古川1-11-16
営業時間…7:00~16:00(お米が無くなり次第終了)
八戸市の観光スポット
八戸市は、太平洋に面した自然豊かな観光地や、縄文時代の遺跡が多く残っています。郷土料理では、「せんべい汁」発祥の地として有名です。八戸市の人気観光スポットをまとめました。
蕪嶋神社(かぶらしまじんじゃ)
蕪嶋神社(かぶしまじんじゃ)は、1296年に創建されたといわれる弁財天を祭神とする神社である。商売繁盛、漁業安全の神として八戸の人々に信仰されてきた。
また、蕪島はウミネコの繁殖地としても知られ、毎年3月から8月にかけては、近くで多くのウミネコが見られるという。海猫みくじや蕪瓜のお守りが人気です。
青森県八戸市鮫川町鮫川56番地
JR鮫駅より徒歩約15分
ハチロク・センター
獲れたての魚介類や乾物、菓子などを販売する約60店舗が軒を連ねています。店舗で購入した食材を炭火で焼いてすぐに食べられる施設「七輪村」は大人気。
また、マグロの解体ショーやお笑いライブなどのイベントも年間を通して開催されています。
青森県八戸市河原木上西22-2
バス停「八食センター」下車
営業時間…9:00~18:00(施設・店舗により異なる)
立花岸辺の朝市
毎週日曜日の早朝、館鼻岸壁で開催される日本最大級の朝市です。800mにも及ぶ市場には300を超える出店があり、多くの来場者で賑わいます。
ご当地グルメから八戸のお土産まで、何でも揃います。1月~3月上旬は休市となる。
青森県八戸市新港3丁目
JR陸奥湊駅より徒歩10分。
日曜朝市バスあり。
時間 日の出から9:00頃まで。
青森市・八戸市の観光概要
青森県はエリアごとに特色があり、何度訪れても楽しめる観光地です。もう1泊できるのであれば、弘前市まで足を延ばしてみるのもおすすめです。
三方を海に囲まれたこの街では、新鮮な魚介類や日本酒、郷土料理、りんごを使ったスイーツなどのグルメが楽しめます。
今回は、都市部を中心にまとめてご紹介しました。ぜひ、お気に入りの場所を探してみてください。
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